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シニア求人企業の調査

シニア派遣は他の雇用形態より専門職が多く平均給与も高い結果、求人傾向調査

シニア派遣は他の雇用形態より専門職が多く平均給与も高い結果、求人傾向調査

研究レポート

2026年8月17日
株式会社 シニアジョブ

 

 

シニア派遣は他の雇用形態より専門職が多く平均給与も高い結果、求人傾向調査

シニア専門求人サイト「シニアジョブ」掲載求人調査結果

 

 

株式会社シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵)が運営するシニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載された2026年7月29日時点の派遣社員の求人1950件について、正社員の求人28196件、パート・アルバイトの求人36469件、すべての求人72386件との比較による傾向調査を実施しました。以下、調査結果を報告いたします。

 

 

■調査結果サマリー

 

・建築施工管理が平均年収504万円(全求人の同職種では平均年収450万円)と同じ職種では派遣の平均給与が高く、専門職種の求人も多い

・他の雇用形態に比べワークライフバランスに優位性がある求人割合が、「完全週休2日制」48.4%、「土日休み」37.2%などのように高め

・「駅徒歩7分以内」24.3%、「寮・社宅あり」10.4%など、立地・通勤・寮などの条件が良好な求人が多い

 

 

■調査結果の解説

今回、シニア向けの派遣社員求人の傾向を調査したところ、一般的な派遣社員のイメージとは異なり、専門的な経験を持つ専門職の求人も多く、また、他の雇用形態に比べて平均給与が高めとなる結果が得られました。

派遣禁止業務が規制緩和される以前の人材派遣はどちらかというとプロフェッショナルの派遣が多く、今回の調査結果は、シニアにおいてはそうしたプロフェッショナル派遣に近いニーズが多いことを示すものと言えそうです。

同じく、一般的な派遣のイメージとは裏腹に、休日・勤務時間も他の雇用形態よりも派遣において有利な条件の求人が多い結果が得られました。さらに、駅から徒歩圏の勤務先、リモートワーク、住み込みの求人も他の雇用形態より派遣において多い結果となりました。

こうした調査結果は、一般的な派遣のイメージが思い込みで実態と違う可能性を示すだけでなく、今回得られた傾向が今後も広がるのであれば、シニアに限らず「リモートワークの実現のために派遣を選ぶ」といった働き方が出てくる可能性を感じさせます。

 

一方、歓迎年代や定年などの求人データからは、70代以降は派遣で活躍できる機会が他の雇用形態より減少する可能性が考えられ、直接雇用とは異なり、派遣先の意向も影響しているためと思われます。

また、派遣では「リゾート地」の求人が少なかったことは、「リゾートバイト・リゾート派遣」が話題になったものの、少なくともシニアにおいては「リゾート派遣」が多いわけでない可能性を示しています。

 

 

■調査結果データ

・建築施工管理が平均年収504万円(全求人の同職種では平均年収450万円)と同じ職種では派遣の平均給与が高く、専門職種の求人も多い

派遣社員という雇用形態については、非正規雇用として不安定かつ諸条件に難があるようなイメージが根強く、進んで希望する求職者が少ない傾向にありますが、シニア向けの派遣社員の求人件数の多い職種と、その職種の求人で提示された給与の平均を調べると、イメージと大きく異なり、専門職種が多く、また平均給与も高めである実態がわかります。

具体的には、派遣求人の多い職種の上位10位には、資格不問・経験不問の求人が比較的多い軽作業や接客・販売なども入るものの、設計職が2職種、施工管理職が3職種入っています。また、調理では全求人の平均時給が1154円で派遣の平均時給は1500円、保育士では全求人の平均時給が1300円で派遣の平均時給は1800円、建築施工管理では全求人の平均年収が450万円で派遣の平均年収は504万円と、派遣社員の平均給与がより高くなる職種が多く見られました。

専門職の求人が多いにも関わらず、シニア向け派遣求人では「資格不問」求人が76.9%と多めですが、「経験不問」求人を見ると28.4%と割合が低いことから、資格は問われない場合でも経験は求められていると言えます。

 

●シニア向け派遣社員求人の件数の多い職種TOP10

  • 1位:軽作業・検品・仕分け8.1%(平均時給1297円、最高額2200円)
  • 2位:調理師・調理補助・料理長7.2%(平均時給1500円、最高額1800円)
  • 3位:保育士4.9%(平均時給1800円、最高額2200円)
  • 4位:製造・組立・加工4.7%(平均時給1350円、最高額1875円)
  • 5位:電気設計(回路・制御)4.4%(平均年収504万円、最高額875万円)
  • 6位:土木施工管理4.2%(平均年収504万円、最高額720万円)
  • 7位:設備施工管理4.1%(平均時給2600円、最高額3100円】
  • 8位:接客・販売スタッフ3.7%(平均時給1400円、最高額1550円)
  • 9位:建築施工管理3.5%(平均年収504万円、最高額700万円)
  • 10位:機械・機構設計3.5%(平均年収504万円、最高額650万円)

 

●参考:すべてのシニア向け求人の件数の多い職種TOP10

  • 1位:介護職・ヘルパー・看護助手10.5%(平均時給1261円、最高額3600円)
  • 2位:調理師・調理補助・料理長8%(平均時給1154円、最高額2250円)
  • 3位:看護師・准看護師4.9%(平均時給1610円、最高額3440円)
  • 4位:清掃員・清掃スタッフ4.7%(平均時給1180円、最高額2200円)
  • 5位:交通誘導警備4.6%(平均日給1.1万円、最高額2.3万円)
  • 6位:保育士4%(平均時給1300円、最高額2200円)
  • 7位:接客・販売スタッフ3.5%(平均時給1130円、最高額4200円)
  • 8位:営業2.6%(平均年収350万円、最高額1250万円)
  • 9位:一般事務・営業事務・受付2.2%(平均時給1225円、最高額6000円)
  • 10位:建築施工管理2%(平均年収450万円、最高額1501万円)

 

●雇用形態別の求人に占める経験・資格に関する特徴の割合

  • 経験不問:派遣28.4%、正社員28.9%、パート31.6%、全求人31.1%
  • 資格不問:派遣76.9%、正社員45.5%、パート68.5%、全求人59.9%

 

 

・他の雇用形態に比べワークライフバランスに優位性がある求人割合が、「完全週休2日制」48.4%、「土日休み」37.2%などのように高め

前述のような派遣に対する先入観から、ワークライフバランスを求めて仕事を探す場合も派遣社員は候補に上がりにくい傾向がありますが、派遣社員、正社員、パート・アルバイトと雇用形態別の求人件数の中で、「完全週休2日制」などの求人がどのくらいの割合含まれるかを調査すると、派遣求人に「完全週休2日制」が占める割合は48.4%、「土日休み」で37.2%と高く、正社員やパートの場合と比べてもっとも高い割合となりました。「残業なし・月平均20時間以内」の割合がもっとも高かった雇用形態は、74.4%を占めたパートでしたが、派遣も54.8%と正社員の場合より高い割合となりました。

 

●雇用形態別の求人に占める休日・勤務時間に関する特徴の割合

  • 完全週休2日制:派遣48.4%、正社員21.7%、パート18.1%、全求人21.1%
  • 土日休み:派遣37.2%、正社員11.4%、パート5.3%、全求人9.8%
  • 残業なし・月平均20時間以内:派遣54.8%、正社員44.6%、パート74.4%、全求人61.2%

 

 

・「駅徒歩7分以内」24.3%、「寮・社宅あり」10.4%など、立地・通勤・寮などの条件が良好な求人が多い

ワークライフバランスだけでなく、立地・通勤・寮などの条件が良好な求人についても、正社員やパートよりも派遣求人で割合が高い傾向が見られます。

正社員やパートよりも派遣求人での割合が高かったのは、24.3%の「駅徒歩7分以内」、3.2%の「テレワーク・リモートワーク・在宅勤務OK」、10.4%の「寮・社宅あり」の求人でした。一方、0.1%の「リゾート地」、3.5%の「直行・直帰OK」については、正社員やパートと比べてもっとも低い割合となりました。

 

●雇用形態別の求人に占める立地・通勤・寮に関する特徴の割合

  • 駅徒歩7分以内:派遣24.3%、正社員15.5%、パート11.8%、全求人14.4%
  • リゾート地:派遣0.1%、正社員0.8%、パート0.6%、全求人0.7%
  • 直行・直帰OK:派遣3.5%、正社員5.3%、パート6.4%、全求人6.5%
  • テレワーク・リモートワーク・在宅勤務OK:派遣3.2%、正社員2%、パート0.5%、全求人1.6%
  • 寮・社宅あり:派遣10.4%、正社員5.9%、パート1.8%、全求人4.1%

 

 

・シニア向け派遣求人自体の求人件数は少なく、シニア向け求人全体の2.7%

派遣求人の歓迎年代と定年を調査すると、「60歳以上歓迎」求人は82.2%でパートよりも低く、正社員よりも高い割合、「70歳以上歓迎」求人は20.5%でもっとも低い割合、「定年が65歳以上」求人は24.9%でもっとも高い割合、「定年なし」求人は54.2%でパートよりも低く、正社員よりも高い割合でした。

また、前提となるシニア向け派遣社員求人の件数は、シニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載された求人の雇用形態の中では少なく、もっとも多くを占める「パート・アルバイト」の50.4%、「正社員」の39%、「契約社員」の6.8%に次ぐ割合で2.7%でした。

 

●雇用形態別の求人に占める歓迎年代と定年に関する特徴の割合

  • 60歳以上歓迎:派遣82.2%、正社員78.2%、パート92.9%、全求人86.4%
  • 70歳以上歓迎:派遣20.5%、正社員25.6%、パート31.3%、全求人29.2%
  • 定年が65歳以上:派遣24.9%、正社員18.8%、パート17.3%、全求人17.9%
  • 定年なし:派遣54.2%、正社員17%、パート61.5%、全求人43.7%

 

●シニア向け求人の雇用形態と求人件数

  • 正社員:39%(28196件)
  • 契約社員:6.8%(4889件)
  • パート・アルバイト:50.4%(36469件)
  • 派遣社員:2.7%(1950件)
  • 業務委託:1.2%(882件)
  • 全求人:72386件

 

 

■調査概要

シニア専門求人サイト掲載の派遣社員求人の傾向調査

  • 調査日:  2026年7月29日
  • 調査機関: 自社調査
  • 調査対象: 2026年7月29日時点でシニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載されていた派遣社員求人、計1950件(※1)
  • 対象地域: 全国
  • 調査方法: 上記調査対象について傾向を調査、また、同調査日時点の正社員求人、パート・アルバイト求人、およびすべての求人と比較調査(※2)

 

(※1)調査対象は派遣社員求人であるが、比較対象として、調査日2026年7月29日時点の正社員求人28196件、パート・アルバイト求人36469件、すべての求人72386件も調査した。なお、これら調査対象の求人には、過去に求人を掲載していたものの掲載を取り下げた求人または登録を取り消した企業の求人を含まないが、募集を停止している求人は含む。

(※2)求人数についてはシニア専門求人サイト「シニアジョブ」の求人検索機能を用いて、結果に表示された求人件数を集計した。求人で提示された給与の平均額については、シニア専門求人サイト「シニアジョブ」の平均給与表示機能によって算出された金額を用いた。なお、平均給与表示機能ではサンプルが少ない場合など、算出と表示が行われない場合がある。

 

 

■シニア専門求人サイト「シニアジョブ」について

50歳以上のシニアに特化した求人サイト事業として、2022年8月にオープンしました。求人の対象が主に50歳以上になることを了承した企業のみが求人を掲載しており、また、求人企業の平均年齢や、50代・60代・70代以上の勤務人数といったシニアの活躍情報がわかるなど、シニアが安心して応募や就職活動ができる機能が揃っています。求人企業は初期費用無料、成果報酬制で、採用決定までは求人を何件掲載しても無料で使用できます。

 

お仕事をお探しのシニアの方や、シニア人材採用をお考えの企業の採用担当者の方は、サイトからご登録・お問い合わせをお願いいたします。

 

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