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シニア向けの「副業OK」求人傾向調査、シニア向け求人全体の14.7%が副業OK、職種は現場の専門職中心

シニア向けの「副業OK」求人傾向調査、シニア向け求人全体の14.7%が副業OK、職種は現場の専門職中心

研究レポート

2026年5月14日更新
株式会社 シニアジョブ

 

 

シニア向けの「副業OK」求人傾向調査、シニア向け求人全体の14.7%が副業OK、職種は現場の専門職中心

シニア専門求人サイト「シニアジョブ」掲載求人調査結果

 

 

株式会社シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵)が運営するシニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載された2026年4月24日時点の「副業OK」の求人9677件について、すべての求人65845件、「テレワーク・リモートワーク・在宅勤務OK」の求人1061件との比較も含めた傾向調査を実施しました。以下、調査結果を報告いたします。

 

 

■調査結果サマリー

 

・副業OK求人は、シニア向け求人全体の14.7%と一定以上の規模感を持つ

・シニア向け副業OK求人は、専門職と現場作業職に集中

・シニア向け副業OKの求人は、54.5%と高い比率で関東圏に集中

 

 

■調査結果の解説

シニアの転職・再就職に関するサービスを提供する中で、ダブルワーク(副業)を希望するシニア求職者は確実に増加している肌感覚があります。

特に、コロナ禍が収束に向かった後の2022年〜2024年頃には、自ら飲食店等を経営するシニアが、自身の店舗とは別の職場で、空き時間を活用して調理の仕事に就く光景が多く見られました。

シニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載された「副業OK」の求人には、「副業を許可している本業前提の求人」と「本業とは別に就業可能な求人」の2種類がありますが、前述の例と類似した、「本業とは別に就業可能な求人」を探すシニアが多い傾向があります。

今回の調査でもそれを裏付けるように、副業OKの求人の平均給与は時給で算出され、また、雇用形態も「パート・アルバイト」が74.9%と群を抜いて高い結果が得られました。

反対に、「副業を許可している本業前提の求人」を探す場合は注意が必要となります。

 

 

■調査結果データ

 

・副業OK求人は、シニア向け求人全体の14.7%と一定以上の規模感を持つ

下記のデータのように、シニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載された副業OKの求人は、掲載求人全体の14.7%と比較的多くを占め、一定以上の規模感があることがわかります。

わずか1.6%に過ぎないリモートワークOKの求人と比較すると、その差は歴然です。

しかし、副業OKの求人の平均給与は時給で算出されており、別途解説するように雇用形態もパート・アルバイトが多く、「副業を許可している正社員求人」ではなく、「本業とは別に就業可能なパート・アルバイト求人」の比率が高いと言えます。この点も、平均給与が年収で算出され、正社員求人が多いリモートワークOKの求人との違いです。

 

●求人件数と平均給与

  • 求人件数:副業OK9677件(全求人の14.7%)、リモート1061件(全求人の1.6%)、全求人65845件
  • 平均給与:副業OK・平均時給1271円・最高額6000円、リモート・平均年収475万円・最高額1250万円

 

 

・シニア向け副業OK求人は、専門職と現場作業職に集中

副業OK求人では、下記データおよび図1のように、1位が「介護職(13.6%)」、2位が「調理職(11.5%)」となっており、これらは全求人における割合を大きく上回っています。これらの職種のリモートワーク率は1%未満と極めて低い結果となりました。

同様に、副業OK求人の3位以降においても、3位の「保育士(9.9)」は全求人4.3%、リモートワークOK0.1%、9位の「マッサージ師(3.2%)」は全求人0.7%、リモートワークOKでは求人がないといった結果となっています。

これらの職種は、対人かつ現場に出る必要のある専門職であり、現場での深刻な人手不足が背景にあると考えられます。

 

●シニア向け副業OK求人が多い職種TOP10

  • 1位:介護職・ヘルパー・看護助手13.6%(リモート0.4%、全求人9.9%)
  • 2位:調理師・調理補助・料理長11.5%(リモート0.8%、全求人7.4%)
  • 3位:保育士9.9%(リモート0.1%、全求人4.3%)
  • 4位:看護師・准看護師7.1%(リモート0.8%、全求人5%)
  • 5位:交通誘導警備6.1%(リモート0.1%、全求人4.4%)
  • 6位:清掃員・清掃スタッフ5.2%(リモート0.2%、全求人3.7%)
  • 7位:接客・販売スタッフ3.9%(リモート0.1%、全求人3.3%)
  • 8位:生活支援員・世話人3.4%(リモート0、全求人1.5%)
  • 9位:マッサージ師3.2%(リモート0、全求人0.7%)
  • 10位:ホールスタッフ・フロアスタッフ2.9%(リモート2.5%、全求人1.9%)

 

図1:シニア向け副業OK求人が多い職種TOP10

 

●参考:シニア向けリモートワーク求人が多い職種TOP10

  • 1位:エンジニア・SE(Web系)17.5%(副業OK0.7%、全求人1.2%)
  • 2位:会計事務所スタッフ13.2%(副業OK0.6%、全求人0.7%)
  • 3位:営業7.3%(副業OK1.6%、全求人2.5%)
  • 4位:エンジニア・SE(制御・組み込み)5.5%(副業OK0.4%、全求人0.3%)
  • 5位:エンジニア・SE(汎用系)5.1%(副業OK0.2%、全求人0.1%)
  • 6位:ネットワーク/サーバ監視・運用・保守・技術サポート4.7%(副業OK0.1%、全求人0.2%)
  • 7位:ネットワーク/サーバ設計・構築4.4%(副業OK0.3%、全求人0.2%)
  • 8位:その他(システム設計・SE・インフラ)4.1%(副業OK0.3%、全求人0.1%)
  • 9位:建築施工管理3.7%(副業OK0.5%、全求人2.1%)
  • 10位:プロジェクトマネージャー(PM)・リーダー3.6%(副業OK0.1%、全求人0.1%)

 

図2:参考:シニア向けリモートワーク求人が多い職種TOP10

 

●参考:全ての求人におけるシニア向け求人が多い職種TOP10

  • 1位:介護職・ヘルパー・看護助手9.9%(副業OK13.6%、リモート0.4%)
  • 2位:調理師・調理補助・料理長7.4%(副業OK11.5%、リモート0.8%)
  • 3位:看護師・准看護師5%(副業OK7.1%、リモート0.8%)
  • 4位:交通誘導警備4.4%(副業OK6.1%、リモート0.1%)
  • 5位:保育士4.3%(副業OK9.9%、リモート0.1%)
  • 6位:清掃員・清掃スタッフ3.7%(副業OK5.2%、リモート0.2%)
  • 7位:接客・販売スタッフ3.3%(副業OK3.9%、リモート0.1%)
  • 8位:営業2.5%(副業OK1.6%、リモート7.3%)
  • 9位:建築施工管理2.1%(副業OK0.5%、リモート3.7%)
  • 10位:一般事務・営業事務・受付2%(副業OK1.3%、リモート3.1%)

 

図3:参考:全ての求人におけるシニア向け求人が多い職種TOP10

 

 

・シニア向け副業OKの求人は、54.5%と高い比率で関東圏に集中

シニア向け副業OK求人の多いエリアは、下記データおよび図4〜5のように、関東(54.5%)や東京(23%)に一極集中しています。(図は上から順に緑が全求人、赤がリモートワークOK求人、青が副業OK求人)

しかし、関東58.5%、東京40.5%のリモートワークOK求人と比べると、一極集中の度合いは高くなく、特に埼玉(10.2%)や神奈川(10.9%)など関東各県では、リモートワークOK求人を超える比較的高い割合となっています。

リモートワークOK求人と同様に、副業に関する理解や寛容さは関東・東京を中心とした都市部で高いものの、リモートワークに比べると、副業は全国の広いエリアで求人が普及している可能性が考えられます。

 

●求人エリア

  • 北海道・東北:副業OK4.8%、リモート4.4%、全求人12.7%
  • 関東:副業OK54.5%、リモート58.5%、全求人38%
  • 北陸・甲信越:副業OK4.4%、リモート3.1%、全求人6%
  • 東海:副業OK11.5%、リモート7.9%、全求人10.5%
  • 関西:副業OK15.2%、リモート14.9%、全求人15.6%
  • 中国:副業Ok2.2%、リモート2.8%、全求人5%
  • 四国:副業OK2.3%、リモート0.5%、全求人2.8%
  • 九州・沖縄:副業OK5.7%、リモート9%、全求人9%

 

図4:求人エリア

 

●求人件数の多い都道府県

  • 埼玉:副業OK10.2%、リモート4.6%、全求人6%
  • 千葉:副業OK7%、リモート3.9%、全求人5.2%
  • 東京:副業OK23%、リモート40.5%、全求人15.8%
  • 神奈川:副業OK10.9%、リモート10.4%、全求人7.1%
  • 愛知:副業OK6.4%、リモート6%、全求人5.2%
  • 大阪:副業OK7.3%、リモート9.9%、全求人7.2%
  • 兵庫:副業OK3.4%、リモート4.2%、全求人3.8%
  • 福岡:副業OK3.3%、リモート6.4%、全求人3.7%

 

図5:求人件数の多い都道府県

 

 

・「パート・アルバイト」に集中するシニア向け副業OK求人

また、下記データおよび図6のように、求人の雇用形態が「パート・アルバイト(74.9%)」に集中していることも、シニア向け副業OK求人の特徴となっています。

シニア専門求人サイト「シニアジョブ」の求人全体の傾向としても、「パート・アルバイト」の雇用形態が優勢ですが、副業OK求人ではすべてのシニア向け求人以上の割合で「パート・アルバイト」の雇用形態に集中しています。

リモートワークOK求人では「正社員(49.6%)」の求人が多いこととは対象的な傾向です。

前述のように、シニア向け副業OK求人で多い求人は、「副業を許可している正社員求人」ではなく、「本業とは別に就業可能なパート・アルバイト求人」である可能性が高いことから、「副業を許可している正社員求人」を探すシニアは注意が必要です。

 

●雇用形態とその平均給与

  • 正社員:副業OK12.1%(平均月給29万円、最高額166万円)、リモート49.6%(平均月給35万円、最高額75万円)、全求人41.2%(平均月給27万円、最高額1111万円)
  • 契約社員:副業OK4.8%(平均月給26万円、最高額60万円)、リモート21.1%(平均月給39万円、最高額110万円)、全求人7%(平均月給26万円、最高額110万円)
  • パート・アルバイト:副業OK74.9%(平均時給1258円、最高額6000円)、リモート14.9%(平均時給1487円、最高額6000円)、全求人47.9%(平均時給1245円、最高額8000円)%
  • 派遣社員:副業OK2.5%(平均時給1415円、最高額2200円)、リモート5.9%(平均時給1350円、最高額3000円)、全求人2.7%(平均時給1509円、最高額3650円)
  • 業務委託:副業OK5.7%(平均給与算出されず)、リモート8.4%(平均給与算出されず)、全求人1.2%(平均給与算出されず)

 

図6:雇用形態

 

 

■調査概要

シニア専門求人サイト掲載の副業OK求人の傾向調査

  • 調査日:  2026年4月24日
  • 調査機関: 自社調査
  • 調査対象: 2026年4月24日時点でシニア専門求人サイト「シニアジョブ」に掲載されていた土日休みの求人、計9677件(※1)(※2)
  • 対象地域: 全国
  • 調査方法: 上記調査対象について傾向を調査、また、同調査日時点のすべての求人、およびテレワーク・リモートワーク・在宅勤務OKの求人と比較調査

 

(※1)調査対象は副業OKの求人であるが、比較対象として、調査日2026年4月24日時点のすべての求人65845件、リモートワークOKの求人1061件も調査した。なお、これら調査対象の求人には、過去に求人を掲載していたものの掲載を取り下げた求人または登録を取り消した企業の求人を含まないが、募集を停止している求人は含む。

(※2)求人件数についてはシニア専門求人サイト「シニアジョブ」の求人検索機能を用いて、結果に表示された求人件数を集計した。求人で提示された給与の平均額については、シニア専門求人サイト「シニアジョブ」の平均給与表示機能によって算出された金額を用いた。なお、平均給与表示機能ではサンプルが少ない場合など、算出と表示が行われない場合がある。

 

 

■シニア専門求人サイト「シニアジョブ」について

50歳以上のシニアに特化した求人サイト事業として、2022年8月にオープンしました。求人の対象が主に50歳以上になることを了承した企業のみが求人を掲載しており、また、求人企業の平均年齢や、50代・60代・70代以上の勤務人数といったシニアの活躍情報がわかるなど、シニアが安心して応募や就職活動ができる機能が揃っています。求人企業は初期費用無料、成果報酬制で、採用決定までは求人を何件掲載しても無料で使用できます。

 

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