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シニア就業促進研究所「シニアと若手の共栄」をテーマにディスカッション【プレスリリース】

シニア就業促進研究所「シニアと若手の共栄」をテーマにディスカッション

再雇用制度の勉強を兼ね若手研究員中心に議論、シニアジョブ社内で1月12日に

 

 

2024年1月17日

株式会社 シニアジョブ

 

 

 

シニア就職支援の(株)シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵/以下、シニアジョブ)の社内組織であり、シニアの転職や企業のシニア活用に関するノウハウを研究、アーカイブするシニア就業促進研究所で2024年1月12日、「再雇用制度」に関する勉強会と「シニアと若手が共栄する再雇用のあり方とは?」をテーマとしたディスカッションが行われました。

勉強会およびディスカッションは、若手の社員/研究員の研鑽と、シニアジョブおよびシニア就業促進研究所が新たに発信するテーマの確立を兼ねたもので、12日の19:15から45分に渡り、再雇用制度の現状を確認したのちに、シニアと若手の共栄について議論が交わされました。

 

(関岡央真・研究所所長(手前左)を中心に、再雇用制度とシニアの若手の共栄をテーマにディスカッション)

 

 

 

■シニア就業促進研究所・再雇用制度勉強会およびディスカッションのレポート

  • ・日時:  2024年1月12日(金)19:15〜20:00
  • ・参加者: 関岡央真・シニア就業促進研究所所長以下研究員6名
  • ・テーマ: シニアと若手が共栄する再雇用のあり方とは?

 

イベントはまず、研鑽の機会を兼ね、23卒の若手研究員が再雇用制度の概要を解説しました。再雇用制度の現状と、現在に至る経緯、制度の課題、課題に対してシニアジョブができることなどが整理されました。

(シニア就業促進研究所の若手研究員がシニアの再雇用制度について概要を解説)

 

その後、「シニアと若手が共栄する再雇用のあり方とは?」をテーマとしたディスカッションが行われました。

(「シニアと若手が共栄する再雇用のあり方とは?」をテーマにシニア就業促進研究所の研究員がディスカッション)

 

 

■シニア就業促進研究所・再雇用制度に関するディスカッションの結論

ディスカッションの結論として、シニア就業促進研究所所長の関岡が下記3点をまとめました。

 

1.労働者個人は「若者」「シニア」といったタイミングを限った雇用のみではなく、生涯を通じてのキャリアと資産運用も含めた収入を計画・設計する必要があるのではないか?

 

2.企業も終身雇用や新卒一括採用など従来型のキャリアにとらわれず、能力に応じた待遇やチャンスの均等化を目指す必要があるのではないか?

 

3.シニアジョブでは現在も人材紹介等で一部実践しているが、企業の求人に対する人材提案だけでなく、潜在ニーズの積極的な掘り起こしと提案、情報発信が可能なのではないか?

 

ディスカッションではまず、「シニアの再雇用が若者の雇用機会を奪う」と言われていることに関する議論が行われました。「人手不足が進む中では、若者の機会が奪われることは少なく、限定的なのではないか」との意見が出され、さらに「現在、機会が奪われているとは感じない。むしろ、老後に収入を含めた選択肢と機会が狭まることに恐怖を感じる」といった意見が出されました。様々な意見が出された結果、上記1.のように若者であっても現在の収入や機会の最大化のみにとらわれるのではなく、生涯を通じて収入や就職が可能な計画を考えなければ、行き詰まりに見舞われる可能性が高まると結論付けました。

 

また、シニアが長く活躍することで、企業が支出可能な経費のうち若者の人件費や報酬に充てられる分が相対的に減少することについては、シニアの活躍機会を抑えるよりも、シニアも若者も公正なチャンスや評価が得られる仕組みを各企業が設け、その上で労働移動の円滑化が進むことが望ましいと考えました。

 

最後に、上記を踏まえた上で、シニアに特化した人材紹介・人材派遣・求人メディアの各事業を展開するシニアジョブが何をすべきかについては、求人企業(転職市場)のシニア人材ニーズを待つだけでなく、人材需要の高い業界職種に対して積極的なニーズの掘り起こしが必要と考えました。さらに、シニア層だけでなく、ミドル層や若者に対しても、老後のキャリアや収入に関する情報発信を行う必要性も挙げられました。

 

 

■シニアジョブ 戦略人事本部長/シニア就業促進研究所 所長 関岡央真からのコメント

シニア就業促進研究所では、シニアの転職や企業のシニア活用に関するノウハウを研究していますが、それはもちろん、シニアが転職・再就職に成功することだけをゴールにしているのではありません。少子高齢化が加速する日本の中で、企業が必要な人材を得て成長するための研究や、老若男女を問わず、充実した人生とキャリアが送れる世界を目指すための研究もまた、活動の範疇としています。

そして、研究所としても株式会社シニアジョブとしても、後進の育成と、パーパスに表される活動への想いを後進に伝えていくことも重要と考えています。そこで、若手研究員を主体とした勉強会とディスカッションの場を定期的に設けており、ここでの議論を経て得られた結論をシニア就業支援の業務へとフィードバックするとともに、社外へと発信することでシニア就業支援のムーブメントを増幅させていきたいと考えています。

今回は、シニアと若手での利益相反や対立の構図で語られる状況を、より建設的な議論にしたく、再雇用制度を取り上げました。今回の結論のみでは画期的とは言えませんが、議論と研究を継続することで有益な発信にしていきたいと思います。

 

 

■株式会社シニアジョブについて

50歳以上のシニアに特化した人材紹介、人材派遣、転職サイトの各サービスを提供する会社です。学生起業家出身である代表取締役の中島が、人材不足にも関わらずシニアの就職が困難であるという社会課題に気づき、その解決をライフワークとするべく業種転換。徹底した効率化とスピードによって、シニアの総合人材会社としてそれぞれ延べ8万件を超える求職者と求人企業が登録。

 

 

【会社概要】

代表 : 代表取締役 中島 康恵

本社 : 東京都新宿区大久保2丁目5−22セキサクビル8F

URL  : https://corp.senior-job.co.jp/

事業内容 : シニアの人材ビジネス提供  

 

運営サイト:

シニアジョブ: https://seniorjob.jp/

シニアジョブエージェント: https://senior-job.co.jp/

シニアタイムズ: https://senior-job.co.jp/magazine/

 

 

 

本件に関するお問い合わせ先

株式会社シニアジョブ 広報部 安彦(あびこ)

TEL:080-4107-5851  e-mail:m-abiko@senior-job.co.jp

 

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