プレスリリース
シニア専門求人メディアは当初目標の約3割のサーバー費用で低コスト運用【プレスリリース】
報道関係者各位
2024年4月16日
株式会社シニアジョブ
シニア専門求人メディアは当初目標の約3割のサーバー費用で低コスト運用
求人メディアの低価格料金を支える開発・運用体制をエンジニアが関係者向けに講演
シニア転職支援の(株)シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵)は、サービス提供するシニア専門求人メディア「シニアジョブ」の運用コストを低く抑えていることについて、開発・運用担当のエンジニアが登壇するオンライン説明会を社内外の関係者に対し、4月12日に開催しました。
企業のシニア採用を促進する目的で求人メディア「シニアジョブ」は、人材紹介と比較して10分の1程度と低価格の料金を設定しています。その料金を実現するために、Webサイトの開発・運用コストについても低く抑える方針が採られています。運用コストについて、2023年12月公開の情報では「開発当初の目標金額の50%程度で運用できている」としていましたが、為替相場を考慮した場合、実際は「開発当初の目標金額の36.5%程度で運用できている」ことが、今回のオンライン説明会では語られました。
■求人メディア「シニアジョブ」2024年4月オンライン説明会について
2024年4月12日に開催された、50歳以上のシニアに特化した求人メディア「シニアジョブ」(https://seniorjob.jp/)のオンライン説明会は、社内外の関係者に対し、技術的な視点から求人メディア「シニアジョブ」の特徴を解説する場として設けられました。
特に、サービスの料金を、成功報酬かつ低価格に設定できている背景には、事業戦略や事業運営上の工夫だけでなく、システム開発・運用に関する技術的なものも極めて大きいことについての発表が中心となりました。
- 名称: シニアジョブ・2024年4月オンライン説明会
- 開催日時: 2024年4月12日(金)15:00〜16:00
- 開催場所: オンライン開催
- 参加人数: 51名(※従業員含む)
- 参加対象: シニアジョブ従業員(一部)、求人掲載企業関係者、メディア関係者
- 登壇者1: シニアジョブ 代表取締役 中島康恵(なかじまやすよし)
- 登壇者2: シニアジョブ システム開発部 山崎裕(やまざきゆう)
求人メディア「シニアジョブ」では、求人掲載を希望する企業向けに事前電話相談を行っていますが、それ以外は原則、効果的な求人情報の作成アドバイスやサービスの特徴説明などを行っていません。しかし、求人メディア「シニアジョブ」の料金がどのように低価格を実現しているかについての質問が多く寄せられていたことを受け、質問のあった求人掲載企業に向けたオンライン説明会を開催しました。さらに、理解を深める目的で従業員の一部と、関心を持ったメディア関係者を含めた計51名が参加しました。
オンライン説明会では、冒頭でシニアジョブ 代表取締役 中島康恵が挨拶し、さらに求人メディア「シニアジョブ」をスタートさせた目的や想い、また、現在までの掲載求人数の推移、特徴や求人掲載のメリットなどを説明しました。
その後、シニアジョブ システム開発部所属で求人メディア「シニアジョブ」の開発・運用を担当するエンジニアの山崎裕が登壇し、開発環境や使用ツールなどの説明のほか、開発側ではどのように開発・運用コストを低減し、サービス料金を低く抑えることに貢献しているのかを解説しました。
■オンライン説明会での開発者発表およびコスト低減の内容について
シニア専門求人メディア「シニアジョブ」の開発・運用担当として、エンジニアの山崎が発表を行った内容を以下にまとめます。
発表が行われた内容の一部は、2023年12月28日に、採用ブログであるシニアジョブInsideに掲載された戦略人事本部長 関岡央真の記事(※)と共通し、発表の資料にも用いました。
(※)採用ブログ・シニアジョブInside「シニアジョブの圧倒的低価格を支える技術」
https://recruit.senior-job.co.jp/inside/article/technology-behind-lowprices/
<山崎による解説の要旨>
- 求人メディア「シニアジョブ」は、低コストでの開発・運用により低価格のサービス料金の実現を支えている
- 具体的には少人数での開発、サーバー等を必要最低限とする、コスト変化を定期的に観測することで、コストを低減している
- 2021年の開発当初の目標では、サーバーコストの上限を20万円/月に設定していたが、2024年現在、目標金額の50%である10万円/月前後で運用できている
- 上記の情報を、2023年12月に公開しているが、実際は米ドル建て決済であり、目標設定当時と現在の日本円・米ドルの為替相場の変化を考慮し、目標設定当時の相場で換算すると、目標金額の36.5%である7.3万円までコスト低減できているのと同等であることが判明した
<山崎による解説の詳細>
50歳以上のシニアに特化した求人メディア「シニアジョブ」では、2024年4月現在もキャンペーンが適用され、初期費用がなく、人材採用時のみの完全成果報酬となっています。成果報酬は、職種・地域・雇用形態によって異なり、最安値は税抜き2万円となっています。これは、シニアジョブが提供するシニア専門人材紹介「シニアジョブエージェント」での紹介手数料に比べ、10分の1程度となる低価格です。
具体的なコスト低減策としては、専任エンジニア2名の少人数体制、2名のコミュニケーション時間を最小限に圧縮、データベースサーバーおよびアプリケーションサーバーを必要最低限とする、キャッシュ専用サーバーを用いない、コスト変化を定期的に観測しコスト上昇時に迅速に対策を行うといったものが挙げられます。サーバーはGoogle Cloud Platform(GCP)を核に構成しています。
一方で、開発者体験やユーザー体験はコスト低減の犠牲にしないことにこだわり、開発者にとっても、ユーザーにとっても快適な環境を維持しています。
開発では、フロント、サーバーどちらも言語をTypeScriptに統一することで脳内の切り替えストレスを低減し、そのTypeScriptへの完全対応やAuto-imports機能によるコード記述の大幅低減などを目的に、開発当初の段階でまだアルファ版だったNuxtのVersion 3をフロントエンドフレームワークに利用しています。
ユーザー体験についてはGoogle Search Consoleのページ エクスペリエンスを指標とすることで、ページの表示速度を高く維持し、ユーザー利用時の快適さや検索エンジン順位に好影響を期待するだけでなく、サーバーの台数や稼働時間減少も見込んでいます。
上記の施策の結果、開発・運用コストの低減に成功し、こうした低コスト運用の効果もあって、求人メディア「シニアジョブ」は、サービス開始から約1年で単月黒字化を達成しています。運用コスト低減の1例として、2021年の開発着手当初、最大20万円/月程度を見込んでいたサーバーコストについて、2024年4月現在、10万円/月前後での運用を実現しています。
しかし、上記サーバーコストの金額は、実際に支払った日本円での金額であり、開発当初と現在の為替相場を考慮していません。日本円と米ドルの為替相場は、求人メディア「シニアジョブ」オープン1年前の2021年8月15日時点が1ドル110.46円、オープンから1年半後の2024年2月15日時点が1ドル150.49円であり、大幅な円安となっています。
サーバーコストはすべて米ドルでの決済であり、円高であれば日本円での支払い金額は現象することから、改めて2024年2月時点の10万円を開発当初2021年8月時点の為替相場に当てはめると、73,400円となることがわかりました。そのため、開発時の目標に対し、実際の運用におけるコストの低減結果は50%ではなく、36.5%であることがわかりました。
■シニアジョブ システム開発部 山崎裕のコメント
私はもともと、これまでの経験から、多額のコストを投じ、大規模な人数を配した新規開発に対して疑問を持っていました。そのため、今回、開発・運用しているシニア専門球児メディア「シニアジョブ」の料金設定が低価格であり、開発・運用においてもコスト低減を意識する必要があるとなった時、少人数でコンパクトな体制とし、コストも徹底して抑えることで、開発と事業を成功に導きたいと強く思いました。
着手時点から、成功への最初の指標として単月黒字化を意識して開発と運用を行い、実際に求人メディアはリリースから約1年、開発から約2年で単月黒字化に至りました。新規サービス開発でこの単期間での黒字化は、最初の一歩とはいえ、とても貴重で嬉しい経験でした。
また、コスト低減を強く意識しつつも、開発でストレスとなることは行なわず、快適な環境を維持できていますし、一番良い、最適な技術を使った挑戦しつつも結果につながる開発・運用だったと開発着手からの2年半を振り返っています。
サーバーコストについて、開発着手時点での目標の50%前後に抑えることができ、喜んでいましたが、今回、関係各所への説明を行うにあたり、改めて為替相場の変動を考慮に入れたところ、36.5%にまで圧縮できていたことがわかり、驚きとさらなる喜びを感じました。
求人企業の方にとっては快適な操作環境であることや、良質な求職者との出会いが第一だとは思いますが、費用が圧倒的に低価格である背景に、私たちの技術的挑戦があることも思い出していただけたなら嬉しいです。
■シニア専門求人メディア「シニアジョブ」について
50歳以上のシニアに特化した求人サイト事業として、2022年8月にオープンしました。求人の対象が主に50歳以上になることを了承した企業のみが求人を掲載しており、また、求人企業の平均年齢や、50代・60代・70代以上の勤務人数といったシニアの活躍情報がわかるなど、シニアが安心して応募や就職活動ができる機能が揃っています。
求人企業もキャンペーン期間中は初期費用無料、成果報酬制で、採用決定までは、求人を何件掲載しても無料で使用できます。
お仕事をお探しのシニアの方や、シニア人材採用をお考えの企業の採用担当者の方は、サイトからご登録・お問い合わせをお願いいたします。
- お仕事をお探しのシニアの方はこちら https://seniorjob.jp/
- 企業の採用担当者の方はこちら https://seniorjob.jp/landing/client/lp-02/
【会社概要】
代表 : 代表取締役 中島 康恵
本社 : 東京都新宿区大久保2丁目5−22セキサクビル8F
URL : https://corp.senior-job.co.jp/
事業内容 : シニアの人材ビジネス提供
運営サイト:
シニアジョブ: https://seniorjob.jp/
シニアジョブエージェント: https://senior-job.co.jp/
シニアタイムズ: https://senior-job.co.jp/magazine/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社シニアジョブ 広報部 安彦(あびこ)
TEL:080-4107-5851 e-mail:m-abiko@senior-job.co.jp